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【全国百貨店】7月の既存店売上高は0.1%減、2ヵ月ぶりのマイナス

 日本百貨店協会がまとめた7月の全国百貨店の売上高は約6006億円で、既存店ベースでは前年同月比0.1%減だった。6月は復興需要とクールビズ効果で震災後初めて既存店がプラスとなったが、7月はわずかに前年実績に届かず2ヵ月ぶりのマイナスとなった。

 

 震災による経済への影響が薄らぎ、消費マインドが回復してきたことを反映して「美術・宝飾・貴金属」が5.3%増、化粧品が2.4%と好調だったが、台風の上陸とそれに続く気温低下の影響を受け、主力の「衣料品」が0.9%減となった。

 

 10大都市では復興需要に支えられた仙台が7.7%増と突出した伸びを見せ、3ヵ月連続のプラス。東京は1.3%減と振るわなかったが、名古屋は1.1%増、大阪は1.0%増と共にプラスだった。