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【ヤマダ電機】住宅メーカーのエス・バイ・エルを買収、省エネ住宅事業強化

 家電量販店最大手のヤマダ電機は、中堅住宅メーカーのエス・バイ・エル(大阪市)を買収することを決めた。株式公開買付(TOB)と第三者割当増資の引受でエスバイエル株の約50.4~59.1%(議決権ベース)を取得する。

 

 エスバイエル株の40.0%を保有する投資ファンドのユニファイド・パートナーズはTOBに応募することを決めている。買付期間は8月15日~10月4日まで。ヤマダ電機の投資金額は最大で約74億円となる。

 

 ヤマダ電機は既存住宅への太陽光発電システムの設置やオール電化の販売など省エネ住宅事業に力を入れているが、新築住宅の事業ノウハウを取り込むことで、スマートハウス(次世代省エネ住宅)事業の強化につなげたい考え。東日本大震災の影響で全国的に省エネ意識が高まっており、事業展開のスピードを上げていく必要があると判断した。

 

 エスバイエルは東証1部上場で、2012年3月期の売上高は410億円を見込んでいる。