【原信ナルス】コスト管理徹底で営業益18%増、最終損益は赤字

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 新潟県が地盤の食品スーパー、原信ナルスホールディングスが発表した2011年3月期第1四半期(10年4~6月)の連結業績は、前期中に新設した店舗の貢献などで売上高は294億円と1.9%の微増、コスト管理の徹底で営業利益は18.7%と2ケタ増の9億円となった。ただ、第1四半期から資産除去債務に関する会計基準を適用したことに伴い13億円の特別損失を計上、最終損益は2億円の赤字となった。

 チラシ広告の見直しや消耗品・什器の調達価格引き下げ、作業割り当ての精度向上による人件費抑制など従来からの取り組みの成果が現れ、売上高販売管理費率は前年同期より0.2ポイント改善し、23.5%に低下した。

 第1四半期中に店舗の新設はなく、既存店の売上高は1.9%のマイナス。客単価は0.4%増とわずかながら増えたものの、客数が2.1%減少した。

 11年3月期通期の業績予想は、売上高1190億円(0.8%増)、営業利益36億円(9.2%増)、純利益10億円(29.9%減)となっている。

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