ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の8月の売上高は、既存店ベースで前年同月比9.4%減と3ヵ月ぶりのマイナスだった。月前半は気温が上がらず、夏物衣料の動きが鈍かった。逆に後半は気温が高い日が多く、秋物衣料が売れなかった。
2011年8月期通期では既存店売上高は6.0%のマイナスとなった。下期(3〜8月)は0.4%増とわずかながら前年実績を上回ったが、9.9%のマイナスだった上期(10年9月〜11年2月)の落ち込みを取り戻せなかった。
11年8月期は新店を含む全店ベースの売上高も1.1%減と前年実績に届かなかった。全店ベースでの売上高が前年割れとなるのは、フリースブームの反動があった03年8月期以来、8年ぶり。