東京ディズニーランドなどを運営するオリエンタルランド(OLC)は12月11日、ディズニーのキャラクターグッズなどを販売するディズニーストア事業を売却する方向で、ウォルト・ディズニー・ジャパンと交渉に入ったことを明らかにした。
日本でディズニーストアの1号店がオープンしたのは1992年のことだが、2002年4月にOLCがウォルト・ディズニー・ジャパンから事業譲渡を受け、現在、OLC完全子会社のリテイルネットワークスが55店舗を運営している。
OLCのディズニーストア事業は2007年3月期、08年3月期と2年続けて営業赤字を計上、09年3月には400万円の営業利益を出したものの、売上高は前期比4%減と低迷した。OLCの売上高はテーマパーク事業とホテル事業が全体の約90%を占め、ディズニーストア事業はわずか4%ほどに過ぎない。OLCの下で今後、事業を拡大できる可能性が低いため、譲渡を受けたウォルト・ディズニー側に買い戻してもらうことを決めたようだ。