ファーストリテイリング傘下のユニクロは9月、タイでの1号店をバンコク市内にオープンする。大型ショッピングセンター「セントラル・ワールド」内への出店で、売り場面積は2743平方メートル(約830坪)とユニクロとしては東南アジアで最大の規模。
その後、10月には「セントラルプラザ ラプラオ店」(売り場面積760平方メートル)、11月に「セントラルプラザ ラマ9店」(同1619平方メートル)と3ヵ月連続で新店を開業する。新たに進出する国で3ヵ月連続して出店するのは、同社として初の試み。既に進出しているシンガポール、マレーシアの売上げが好調なことから、ASEAN(東南アジア諸国連合)で最大のアパレル市場をもつタイに強い期待を寄せている。
ユニクロの海外店舗は今年4月末現在で161店舗。2011年8月期には海外ユニクロ事業で売上高1000億円を予想しているが、その7割以上をアジア地区が占める見込み。