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【コンビニ売上高】9月の既存店は12.9%増、たばこ値上げ前の駆け込み需要

 日本フランチャイズチェーン協会がまとめた主要コンビニエンスストア10社の9月の売上高は既存店ベースで前年同月比12.9%増だった。10月1日からのたばこ値上げを前にした駆け込み需要で売上げが大きく伸び、猛暑効果でプラスとなった7月、8月に続いて、3ヵ月連続で前年実績をクリアした。

 

 既存店ベースの客数は2.1%増で4ヵ月連続のプラス、客単価は620.0円で10.6%増と2008年11月以来、22ヵ月ぶりにプラスとなった。商品部門別の売上高では、たばこを含む非食品の売上高(全店ベース)が43.9%の伸びを示した。

 

 既存店売上高の伸び率は統計開始以来、過去2番目の水準。過去最高は08年7月の14.7%増でこの年はタスポ(成人識別ICカード)導入の影響で、コンビニの売上げが大きく伸びた。

 

 大手チェーンの既存店売上高(単体ベース)は、ローソンが9.6%増、ファミリーマートが13.8%増、サークルKサンクスが15.8%増、ミニストップは16.4%増だった。