【セブン&アイ】タワーレコードに21%出資、第2位株主に

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 セブン&アイ・ホールディングスは3月2日、音楽CD販売大手タワーレコード(東京都品川区)に21.58%出資し持ち分法適用会社とすると発表した。3月下旬にシティグループ・キャピタル・パートナーズなど外資系ファンド2社から相対取引で株式を取得する。新聞報道によれば取得金額は約16億円。他の株主から買取要請があった場合は、さらに買い増しする可能性がある。05年にはタワーレコードの増資を引き受けるなどしてNTTドコモが128億円で約42%を出資、筆頭株主となっており、セブン&アイは第2位株主となる。

 セブン&アイはタワーレコードと店舗展開で連携を模索するほか、インターネットで音楽情報の配信とCD販売を行う「タワーレコードオンライン」とセブン&アイが昨年12月に本格参入したネット通販事業「セブンネットショッピング」の連携を図ることでネット事業の強化につなげる。また、昨年提携したチケット販売大手ぴあとも連携し、コンサートチケットとCDのパッケージ販売なども手がける方針。

 タワーレコードは現在、国内で約80店舗を展開しているが、音楽ダウンロードの普及によるCD販売の不振が続き、09年2月期の売上高は前期比6.5%減の609億円となっている。

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