ドラッグストア大手のスギホールディングスが発表した2011年3~5月期の連結業績は売上高が前年同期比9.2%増の793億円、営業利益が78.9%増の48億円だった。治験事業を行っていた子会社3社の株式売却益や消費税の還付金など合わせて24億円の特別利益を計上したことで、純利益は約3倍の43億円に増えた。
春先に花粉の飛散量が多かったことから関連商品の販売が好調だったことに加え、東日本大震災後の生活必需品の需要増も売上げを押し上げた。
事業セグメント別ではスギ薬局を中心とするファーマシー事業の売上高が616億円、営業利益が40億円、ディスカウントストアのジャパンを中心とするドラッグ事業の売上高が177億円、営業利益が10億円だった。治験事業の売却に伴いセグメント区分を変更したため、前年同期との比較はできない。
12年2月期通期の業績予想は従来通りで、売上高3150億円(前期比3.4%増)、営業利益130億円(1.7%増)を見込んでいる。