日本チェーンストア協会が発表した加盟60社の8月の売上高は1兆656億円で全店ベースでは前年同月比2.4%増、既存店ベースでは2.2%減だった。
既存店売上高が前年を下回るのは3ヵ月ぶり。前年の猛暑による売上げ増の反動があったほか、下旬は台風などの天候不順で夏物商材の動きが鈍かった。
商品部門別の既存店売上高は食料品が2.7%減、衣料品が3.8%減、住居関連品が0.8%減。前月は地上デジタル放送への完全移行に伴う駆け込み需要で家電製品が大きく伸びたが、その反動もあって家電製品は4.2%減だった。
主力の食料品では農産品4.9%減、畜産品3.1%減、水産品3.2%減と生鮮3品がいずれも不調。前月まで好調だった総菜も0.3%のマイナスだった。「その他食品」ではアイスクリームが伸び悩んだ。