日本チェーンストア協会がまとめた会員企業62社の10月の売上高は既存店ベースで前年同月比0.3％減と23ヵ月連続のマイナスだった。
９月に1.2％増と2009年１月以来20ヵ月ぶりのプラスとなった食料品は、前年並みだった。野菜の相場高が続いた農産品は6.6％増だったが、ステーキ・すき焼き用牛肉など高単価品が不調だった畜産品は1.7％減、サンマやイカの不漁が影響した水産品が4.9％減、サラダ、焼物、中華が好調だった総菜が0.8％増、、相場安の新米、調味料、菓子の動きが鈍かったその他食品が0.5％減となった。
たばこ増税の影響で日用雑貨品が不調だった住関連品は1.1％減、下旬からの気温低下で秋冬物の動きが出てきたものの衣料品は1.4％減に終わった。
なお、売場面積は約2297万平方メートルで前年同月比1.5％減、店舗数は7872店で349店舗減、全店ベースの売上高は約１兆90億円で2.5％減だった。