米ウォルマート・ストアーズは月次売上高の発表を止めることを明らかにした。月次売上高は休日日数による変動が大きく、必ずしも業績を正しく反映しないとの判断によるもの。今後は四半期業績の開示とほぼ同じタイミングで、13週間ごとの売上高の詳細を公表する。米大手小売業では、家電最大手ベストバイ、ホームセンター最大手ホーム・デポも月次売上高の発表中止を決めており、今後も同様の動きが広がりそうだ。
ウォルマートが発表した4月の米国内の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.7%増と大方のアナリスト予想を上回る結果となった。ただし、これはイースターに伴う休日が前年より増えた影響があり、3-4月の9週間で前年と比較するとウォルマート部門が2.9%増、サムズ・クラブ部門が3.5%増だった。