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【小売業販売額】10月は0.2%減、今年初のマイナスに

 経済産業省がまとめた10月の商業販売統計速報によると、10月の小売業販売額は前年同月比0.2%減となり昨年12月以来10ヵ月ぶり、今年に入って初のマイナスとなった。9月にエコカー補助金が終了となった影響で自動車小売業が24.1%の減少となったことが大きい。百貨店など各種商品小売業も0.2%のマイナスだった。一方で、飲食料品小売業は2.1%増、織物・衣服・身の回り品小売業は5.2%増と伸びた。

 

 小売業のうち百貨店とスーパーを合わせた大型小売店の販売額は1.2%増、既存店ベースでも0.4%のプラスだった。大型小売店の販売額がプラスとなるのは今年初めて。商品別では飲食料品が2.2%増、家庭用品が2.4%増だった。

 

 また、卸売業販売額は0.2%増で3ヵ月連続のプラスとなった。このうち、各種商品卸売業は5.8%増、食料・飲料卸売業は2.4%増だった。