イオンがグループの役員人事を発表した。イオン執行役でグループ環境最高責任者の土谷美津子氏(46歳)が3月1日付けで室内遊園地運営のイオンファンタジー顧問に就任、5月の株主総会後に代表取締役社長に就く。イオンファンタジーは東証1部上場だが、2010年2月期の通期業績予想を下方修正、売上高は前期比9.1%減の436億円、営業利益は28.3%減の26億円を見込んでおり、土谷氏は客数増などによる業績てこ入れの指揮を執ることになる。
一方、イオン執行役グループ戦略責任者の岡内祐一郎氏(57歳)は3月10日付けで中核事業会社のイオンリテール副社長に就任、株主総会後には代表権を持つ。岡内氏は西日本カンパニー支社長や食品商品本部長などを歴任した。
また、イオン執行役グループ財務責任者の若林秀樹氏(52歳)は3月11日付けでイオンクレジットサービス顧問となり、株主総会を経て同社の常務取締役に就任する。若林氏はイオンで主に財務部門を経験した。