【セブン&アイ】円高が収益圧迫、今期はスーパーストア事業復活か

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 セブン&アイ・ホールディングスが発表した2009年2月期の連結業績は、営業収益(不動産収入、ロイヤルティ収入等を含む売上高)が前期比1.8%減の5兆6499億円、営業利益が0.3%増の2818億円の減収増益だった。減損損失など703億円の特別損失を計上したことから、純利益は29.3%減の923億円となった。

 主な事業別の営業利益はセブン-イレブン・ジャパンなどコンビニエンスストア事業が6.1%増の2133億円、イトーヨーカ堂などスーパーストア事業が27.4%減の247億円、西武・そごうなど百貨店事業が28.8%減の183億円、デニーズなどフードサービス事業が29億円の赤字、セブン銀行など金融関連事業が20.9%増の254億円だった。

 10年2月期の連結業績は営業収益が6%減の5兆3130億円、営業利益が1.1%増の2850億円、純利益が33.2%増の1230億円を見込む。事業別の営業利益ではコンビニ事業が円高の影響などで2.7%減の2075億円、スーパーストア事業は31.4%の大幅増で325億円、百貨店事業は引き続き19.3%の大幅減で148億円、フードサービス事業は10億円の赤字を予測する。

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