日本百貨店協会は今年10月1日からの1ヵ月間、業界共同の販促キャンペーンを実施する。同協会が発表している全国百貨店の既存店売上高は、今年2月から4ヵ月連続で2ケタの前年割れとなるなど、百貨店を取り巻く消費環境は極端に冷え込んでおり、協会として初めての全国規模の共同販促企画で加盟各店への来店客数アップを図る。
同協会では主要百貨店11社の販売促進部長で構成する販売促進委員会を設置、アパレルやクレジットカードなど関係が深い業界にも販促キャンペーンの協力を呼びかけた。全国一斉のキャンペーン企画としては、贈り物をテーマとした川柳の募集とけんすい幕を利用した優秀作の発表、デパ地下の人気グルメ商品が抽選で当たるプレゼント、ブランドショップのクーポン付き招待券のプレゼントの3つを実施する。そのほか、統一標語「百貨店を遊ぼう」をテーマに、加盟各社が関係業界の協力などを得ながら、独自のキャンペーンを行う予定だ。