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【SC売上高】4月の既存店は1.4%減、2ヵ月連続のマイナス

 日本ショッピングセンター(SC)協会が発表した4月のSC売上高は、前年同月比で1.4%減となり、2ヵ月連続で前年を下回った。ただ、2002年7月の統計開始以来、最大の下げ幅(12.2%減)を記録した前月に比べれば、大幅に改善した。

 

 3月の自粛ムードによる買い控えの反動から消費意欲が向上したことや気温の上昇などが追い風となり、衣料品・服飾雑貨を中心に販売が上向いた。一方で飲食系のテナントは営業時間の短縮や自粛ムードで客足が鈍く、「回復には時間がかかりそう」だという。

 

 地域別では、震災による被害が最も大きい東北が5.0%減とマイナス幅は最も大きいが、前月の30.8%減からは大きく改善している。生活必需品の需要が高いことや復興支援セール、交通機関の復旧などが改善の要因となっている。