クレジットカード大手のクレディセゾンとセブン&アイ・ホールディングス傘下の金融中間持株会社セブン&アイ・フィナンシャル・グループ(FG)は9月10日、そごう・西武の会員カード事業に関して包括提携を結んだ。
2011年4月には両社で合弁会社を設立、セブン&アイ・グループのカード事業を新会社に統合、グループ共通のポイントサービスを展開することなどを検討する。
クレディセゾンは9月17日に全額出資で新会社「セブンCSカードサービス」を設立、新会社にそごう・西武の会員カード事業を移管する。来春にはセブンCSカードサービスの株式の51%をセブン&アイFGが取得。13年3月までをめどにセブン&アイFG子会社でグループのクレジットカード事業や電子マネー「nanaco」の発行を行っているアイワイ・カード・サービス(10月1日付けでセブン・カードサービスに社名変更予定)をセブンCSカードサービスに統合する。
クレディセゾンはそごう・西武の会員カード事業を受託しており、クレジットカードの「ミレニアムカード セゾン」とポイントカードの「クラブ・オン カード セゾン」を合わせて会員数は307万人(10年3月末)、ショッピング取扱高は6686億円(10年3月期)となっている。