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【米ホールフーズ】業績が急回復、7-9月期は営業利益が前年比3倍に

 米自然食品スーパー最大手、ホールフーズの業績が急回復している。同社が発表した7-9月期の業績は、営業利益が前年同期比で3倍の6877万ドル(約63億円)、純利益が24倍の3641万ドル(約33億円)だった。

 

 昨年来の景気後退で消費者の生活防衛意識が高まるなか、高品質・高価格の品揃えが客離れを招いていた同社だが、低価格帯商品の品揃え強化や経費削減効果で利益が大幅に増えた。7-9月期の売上高は2.3%増の18億ドル(約1664億円)、既存店ベースでは0.9%の減収だった。08年10-12月期から4四半期連続で既存店の前年割れが続いているが、今年1-3月期の4.8%減を底にして着実に回復基調にあり、新しい決算期に入った9月28日以降の5週間では既存店ベースでも1.6%の増収に転じている。

 

 09年9月期通期の業績は、売上高が1.0%増の80億ドル(約7300億円)、営業利益が20.3%増の2.8億ドル(約255億円)、純利益が28.1%増の1.4億ドル(約127億円)だった。10年9月期については、売上高が全店ベースで5~8%増、既存店ベースで1~4%増を見込んでいる。