日本チェーンストア協会がまとめた会員企業62社の2010年の年間売上高は12兆3556億円で、全店ベースで前年比3.7%減、既存店ベースでは2.6%の減少だった。売上高の前年割れは全店ベースで7年連続、既存店ベースでは14年連続となる。
商品部門別の売上高(既存店ベース)は、主力の食料品が2.3%減。相場高が続いた農産品は0.5%のプラスだったが、畜産品が4.1%減、水産品が4.9%減と落ち込んだ。総菜も1.8%のマイナスだった。衣料品は4.4%の減少、住関品は2.7%減となった。
同時に発表した10年12月の月次売上高は、全店ベースで2.7%減、既存店ベースで1.6%のマイナスだった。既存店は25ヵ月連続の前年割れ。
クリスマスケーキやおせち料理の予約販売は好調だったが、既存店ベースで食料品は1.0%のマイナス。コートなど重衣料の販売不振で衣料品は9.8%減と大きく落ち込み、住関品も0.8%減と前年実績に届かなかった。