牛肉から暫定規制値を超えるセシウムが検出、8都道府県で437kg販売か、イオンやフジなどで

2011/07/15 15:10
ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 福島県南相馬市の農家が出荷した牛の肉から暫定規制値を超えるセシウムが検出された問題で、この農家が出荷した6頭分の牛肉の最終販売先が11都道府県であり、このうち北海道、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、徳島、高知の8都道府県で計437.65キログラムが消費された可能性があることが、東京都の追跡調査で判明した。

 そのうちの一部はスーパーの店頭で販売されたもので、イオンリテールでは「イオン板橋店」(東京都板橋区)内の精肉店「タカギフーズ板橋店」が6月18~19日、該当の牛肉を販売していたことがわかったと発表した。

 また、フジでも「フジグラン阿南」(徳島県阿南市)と「ヴェスタ桜井店」(高知市)の両店で該当の牛肉を取り扱っていたことが判明した。

 厚生労働省などによると該当の牛肉を食べても「ただちに健康へ影響を及ぼすことはない」とされている。ただ、今後、牛肉の需要に影響を与える可能性はある。

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