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【全国百貨店】8月の既存店売上高は1.7%減、2ヵ月ぶりのマイナス

 日本百貨店協会がまとめた8月の全国百貨店の売上高は約4258億円で、既存店ベースでは前年同月比1.7%減だった。前年比マイナスは2ヵ月連続。7月の0.1%減に比べて、マイナス幅が広がった。

 

 消費マインドは回復傾向を示し、美術・宝飾・貴金属が4.8%増となるなど高額商品の動きはよかったが、中旬以降の天候不順と気温低下で7月まで売上げを牽引していたクールビズ商材や涼感寝具など暑さ対策商品が伸び悩み、紳士服は7.4%減、その他衣料品は5.1%減となった。前年に比べて日曜日が1日少なかったことも響いた。

 

 10大都市では復興需要に支えられた仙台が8.9%増と引き続き大きな伸びを示し、仙台を除く東北地方でも3.9%増と伸びた。