西友は1月25日、ネットスーパーのサービスエリアを順次拡大して全国展開を図り、今後5年間で会員数を10倍、売上高を20倍に増やす計画を明らかにした。
同社は2005年5月、大手スーパーでは初めてネットスーパー事業を始めたが、関東の47店舗がカバーするエリアにサービスを限定してきたため、後発のイトーヨーカ堂やイオンに同事業で遅れを取る格好になっていた。
昨年1月に親会社の米ウォルマート・ストアーズが世界全体でEコマース(電子商取引)事業を強化するための新組織を立ち上げたのを機に、西友もネットスーパー事業の見直しを図っていた。
3月1日から関東の約30店舗で新たにサービスを開始すると共に、九州・北海道を皮切りに、東北、長野、東海、関西の各エリアで順次ネットスーパーをスタートさせる。今年末までにネットスーパー実施店を125店舗、13年末までには350店舗に拡大する。同社の店舗数は現在、371店舗(10年12月末)となっている。