日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の3月の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.9%増と7カ月連続のプラスとなった。衣料品は前年割れだったが、食品・日用品が堅調に推移した。
3月はまん延防止等重点措置が解除されたが内食需要の強さが続いており、食料品は1.2%増とまずますの動きだった。なかでも、農産品が4.1%増、総菜が4.7%増と好調だった。
住関品では日用雑貨品が15.5%増と大きく伸びたほか、医薬・化粧品が0.5%増となり、住関品全体で前年実績を5.9%上回った。衣料品は0.8%のマイナスだった。
同時に発表した2021年度(21年4月〜22年3月)の売上高は13兆3389億円で、既存店ベースで前年度比3.1%増加した。前年度比プラスとなるのは2年連続。新型コロナウイルス感染拡大による内食化需要で食品が2.0%増と堅調に推移、住関品も4.3%増だった。衣料品は0.1%の微減だった。