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中国、輸入前年割れ=コロナで企業活動低迷―3月

 【北京時事】中国税関総署が13日発表した貿易統計によると、3月の輸入額は前年同月比0.1%減の約2287億ドル(約29兆円)だった。前年割れは2020年8月以来1年7カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う規制で企業活動が低迷した。  税関総署の李魁文報道官は記者会見で、3月に入ってコロナ感染が拡大し、「企業生産やサプライチェーン(供給網)に対する圧力が高まった」と説明。中国経済は「困難に直面している」と語った。ただ、輸出は14.7%増の約2761億ドルと好調だった。   ウクライナへの侵攻で日米欧などに経済制裁を科されたロシアとの貿易では、輸入が約26%増。原油・天然ガス価格の高騰でコストが膨らんだもようだ。一方、ロシア向け輸出は約8%減。  日本との貿易は輸入が約10%減、輸出が約10%増だった。