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トヨタ、新EVを5月投入=初の量産型、個人向けはサブスク

トヨタ自動車がリース販売に限定して投入する、初の量産型電気自動車(EV)「bZ4X」
〔写真説明〕トヨタ自動車がリース販売に限定して投入する、初の量産型電気自動車(EV)「bZ4X」(同社提供)

 トヨタ自動車は12日、初の量産型電気自動車(EV)「bZ4X」を、5月12日に発売すると発表した。国内の個人向けはトヨタのサブスクリプション(定額制)サービス「KINTO」(キント)を通じて提供し、法人にはリース販売。初年度は5000台を生産、販売する。サブスクの月額料金は同2日に公表する。

 トヨタは昨年12月、EVの世界販売台数を2030年に350万台とする目標を掲げており、bZ4Xはその一環。EVの維持管理に関する負担感を軽減するため、リース提供に限定しており、国内販売事業本部の佐藤康彦本部長は「今までの日本の売り方を変えていくのが、この車でチャレンジしたいことだ」と強調した。

 bZ4Xは日本や欧米で人気のスポーツ用多目的車(SUV)で、前輪駆動車の参考価格は600万円。充電1回当たりの航続距離は559キロ。

 国内メーカーでは、日産自動車と三菱自動車が年内に共同開発の軽EVを投入。ホンダも生産台数引き上げを公表しており、EV展開が本格化する。