セブン&アイ、そごう・西武を「戦略的再評価」、売却を含め検討

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室
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西武池袋店
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は4月7日、事業ポートフォリオの見直しの一環として、百貨店事業のそごう・西武について「ストラテジック・レビュー(戦略的再評価)」を行っていることを明らかにした。

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は4月7日、事業ポートフォリオの見直しの一環として、百貨店事業のそごう・西武について「ストラテジック・レビュー(戦略的再評価)」を行っていることを明らかにした。M&A(合併・買収)の助言などを行うファイナンシャル・アドバイザーを起用の上で再評価を行っており、売却を含めた検討を進めているようだ。

 そごう・西武の2022年2月期の営業収益は前期比3.7%増の4568億円、最終損益は88億円の赤字だった。172億円の赤字だった前期に比べて赤字幅は縮小したものの、3期連続での最終赤字となった。一部の海外機関投資家などから、事業ポートフォリオの抜本的な見直しを求める声が上がっており、そごう・西武をグループから切り離す可能性がある。

 セブン&アイHDは同日、株主をはじめとするステークホルダーに向けて公表した「世界トップクラスのグローバル流通グループへの進化を目指して」とする文書の中で、(1)事業ポートフォリオの見直しと最適運営に向けたアクションの加速、(2)キャピタル・リアロケーションプラン(資本再配分計画)の策定、(3)ガバナンス体制のトランスフォーメーション(変革)の3つを今後の対応方針の柱として挙げた。

 事業ポートフォリオの見直しに関しては、21年7月にインテリア雑貨専門店Francfranc(フランフラン)の株式の一部譲渡、22年2月にはスポーツ用品専門店オシュマンズ・ジャパンの全株式の譲渡を公表したが、今後はそごう・西武の取り扱いが焦点となる。

 資本再配分計画については、コンビニエンスストア事業を中心に営業キャッシュフローの増大を図りつつ、成長領域であるコンビニ事業やデジタル変革に向けた戦略投資に集中的に資本を配分する。

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