ユニクロ売上高、3月は10.7%減、春物苦戦で8カ月連続のマイナス

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ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の3月の売上高(Eコマースを含む)は、既存店ベースで前年同月比10.7%減だった。写真は2020年6月、都内で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の3月の売上高(Eコマースを含む)は、既存店ベースで前年同月比10.7%減だった。前月の14.0%減からやや回復したものの、8カ月連続で前年実績を下回った。

 3月は気温が低かった影響で春物商品の販売で苦戦したほか、ニュース性のある商品が不足した。客単価は6.1%増と増加に転じたが、客数が15.8%減少した。

 一方、ワークマンの3月の既存店売上高は0.4%減で、3カ月ぶりのマイナスとなった。寒暖差の影響により、半袖Tシャツなどの夏物衣料が前年を下回った。テントやローチェアなどのキャンプ用品は好調だった。2022年3月期通期での既存店売上高は前期比1.5%のプラスとなった。

 しまむらの主力業態「ファッションセンターしまむら」の3月の既存店売上高は2.9%増で、5カ月連続のプラスだった。月後半の気温上昇でアウター衣料の春・初夏物が売上を伸ばしたほか、新生活需要で婦人・紳士のビジネス関連商品や肌着・靴下も好調だった。

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