名古屋の百貨店、3月の売上高4.3%増=重点措置解除と新規出店で

時事通信
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 名古屋市に主要拠点を置く百貨店が1日発表した2022年3月の売上高(速報)は、合計で前年同月比4.3%増の339億9600万円だった。新型コロナウイルス感染拡大にともなうまん延防止等重点措置が解除されたことに加え、一部百貨店の新規出店効果で売り上げが伸びた。ただ感染者数が下げ止まっており、客足は伸び悩んでいる。

 ジェイアール名古屋高島屋は7.3%増の150億600万円。愛知県岡崎市に食品専門店を出店した効果が表れた。松坂屋名古屋店は6.4%増の89億3800万円、名古屋三越(2店)は1%減の70億5600万円、名鉄百貨店の本店は3.3%減の29億9600万円だった。

 各社とも19年3月の売り上げを1.8~35.8%ほど下回った。ジェイアール名古屋高島屋の担当者は「感染者数は下げ止まり傾向にあり、顕著な回復とまでは言い切れない」と話した。

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