ロシアのマトビエンコ上院議長は29日、ウクライナ侵攻に抗議してロシアから一時撤退した外国企業の資産差し押さえなどに反対するとしつつ、戻ってこなければ現地企業による経営権取得もあり得ると警告した。訪問先のカザフスタンでの発言として、インタファクス通信が伝えた。
一例として「モスクワでは既に提案が寄せられている」と説明。米ファストフード大手マクドナルドの店舗が「ペリメニ(水ギョーザ)屋」などロシア式食堂に代わることもあるという認識を示した。ただ「残るか去るかは今後、自ら決めることだ」とし、外国企業に翻意を促した。(時事