【ニューヨーク時事】米コーヒーチェーン最大手スターバックスは16日、ケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)が4月4日付で退任すると発表した。実質的な創業者であるハワード・シュルツ前CEOが暫定的に後任に就く。
ジョンソン氏は退任後、9月まで従業員兼特別顧問として同社にとどまる。同社の取締役会は今秋までに新たなCEOを選任する見通し。
ジョンソン氏は「パンデミック(世界的大流行)が収束に近づいたことを受けて、1年前に取締役会に退任意向を伝えていた」と説明。「スターバックスで過ごした13年間の自然な終え方だ」と述べた。ジョンソン氏は2009年に同社取締役に就き、17年にシュルツ氏の後任としてCEOに就任した。
シュルツ氏は1987年にスターバックスを買収し、世界的なコーヒーチェーンに育て上げた。2020年米大統領選で一時出馬を検討したこともある。