MonotaRo(モノタロウ)と住友商事は12月15日、中国において子会社を設立し、同国にてインターネットを通じて事業者向けに、切削工具や研磨材といった工作用資材、梱包材、事務用品などの産業用間接資材販売事業を展開すると発表した。出資比率はモノタロウ75%、住友商事25%(国内外の関係当局の審査終了後)。
中国において、産業用間接資材の市場規模は10兆円を超えると推計され、米国に次ぐ世界第 2位の規模。間接資材通販事業の主なターゲットである中小の製造業者も、数百万社に上るとされている。一方、産業用間接資材の小売事業者の多くは小規模で、その品揃えが限られている。そのような中、多品種な産業用間接資材を少量かつ不定期に必要とする中小の事業者にとって、資材の効率的調達が課題となっており、同社の展開する工具のネット販売は需要があるとしている。
2018年中頃をめどに、上海市を中心とした長江デルタ地域で事業を開始し、当初は数十万種類の品揃えを予定している。将来的には、サービスエリアを中国全土に拡げるとともに、2016年からインドネシアで共同展開している間接資材通販事業「MONOTARO INDONESIA」に加え、他のアジア諸国への事業拡大も検討していく。