ワークマンは、法人税減税と業績の伸長、および社員の生産性向上 を踏まえて、来期(2017年3月期)の賃上げを、定期昇給2.1%とベースアップ相当分3.2%を加えた5.3%とすることを発表した。
同社によると、16 年3 月期の業績予想は期首予想通りの売上高723 億円(前期比4.5%増)、税引き後純利益63 億円(同7.6%増)の達成をめざしている。来期は約42 億円をかけて伊勢崎市に床面積1 万坪規模の流通センターを新設するほか、15 億円の出店投資を行い、今期の純利益を投資と賃上げに使うことで、内部留保を積み増さない方針だ。
ワークマンが15年3月期 から実施している「中期経営計画」では、増収増益を前提に、在籍社員の年収を約600 万円(平均年齢36.9 歳)から5年を目途に約100 万円引き上げて、小売業の中でトップクラスの水準にする目標を設定している。