矢野経済研究所「フラワー&グリーン市場に関する調査結果2014」によると、2014年の花き小売市場規模は前年から21億円減(前年比0.2%減)の1兆348億円になりそうだ。
13年は、前年比0.6%減の1兆369億円だった。12年は東日本大震災の影響から抜け出し、1.1%増と一時的に持ち直したものの、再び市場は縮小基調となった。
矢野経済研究所は、「高級ギフト需要や婚礼宴会などの装花市場、造園緑化市場の低迷と、国内景況感に対する懸念から法人、個人ともに花き需要が低迷する中で、今後も厳しい市場環境は続く」としている。
また同調査結果の報告書は、カインズが13 年から「切花の日持ち保証販売」を首都圏の数店舗で展開しており、今後、順次導入店舗数を拡大する方向であること等を例にして、花の日持ち保証販売のニーズが拡大していることを指摘している。