この秋、北米だけで13万人超を新規採用!コロナ特需で止まらないアマゾンの巨大化

「ニューズフロント」記者 小久保重信
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月刊アマゾン

北米だけで10万人以上を追加採用

 米アマゾン(Amazon.com)は米国とカナダの物流拠点で10万人を追加採用する。2020年9月中に発送・仕分けセンターや宅配ステーションなど計100施設を新設するとし、これらの拠点などで働くフルタイムとパートタイム従業員を募集すると明らかにした。初任時の時間給は15ドル(約1600円)以上で、一部の地域では入社時に最大1000ドル(約10万5000円)の一時金を支給する。

 同社は毎年、年末商戦前のこの時期に期間従業員を募集してきた。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でEC需要が急増。今後も需要の伸びが続くとみられることから、常勤の従業員を採用することにしたと説明している。

 さらにアマゾンは9月16日に、米国で大規模なオンライン就職説明会を開催した。全米各地にあるオフィスや技術開発の拠点、本社などでエンジニアやマーケティング、人事、経理などのポジションを対象としたもので、その採用枠は3万3000人。これに対し、9月17日までに38万4000件の応募があったという。

 新型コロナウイルスの世界的大流行が始まって以来、同社は急速に雇用を拡大している。20年3月と4月には北米の物流施設や配送ネットワーク、食品スーパー(SM)などで計17万5000人を臨時雇用した。同5月末にはこれら期間従業員の約7割に当たる12万5000人を正社員に登用すると明らかにしている。こうしてアマゾンの全世界の従業員数は同6月末時点で87万6800人になった。これに今回の北米の追加採用枠を合わせると、従業員数は100万人を超えることになる。

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