アマゾン、新型コロナで従業員の管理体制強化 社会的距離監視へ

ロイター
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米アマゾンのコンテナ
米アマゾン・ドット・コムは新型コロナウイルス感染拡大に伴う安全対策として、米・欧州の全倉庫と傘下ホールフーズ店舗で従業員の体温測定を実施し、マスクを配布する計画を明らかにした。ニューヨーク州ロングアイランドで3月撮影(2019年 ロイター/Andrew Kelly)

[2日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コムは新型コロナウイルス感染拡大に伴う安全対策として、米・欧州の全倉庫と傘下ホールフーズ店舗で従業員の体温測定を実施し、マスクを配布する計画を明らかにした。

マスクの配布はすでに開始しており、来週初めまでに全ての倉庫や店舗に装備される。体温測定は毎日、従業員の出社時に実施され、38度以上の熱がある従業員は帰宅させる。すでに米シアトルの本社とニューヨークでは1日に10万人超の測定を行っているという。

さらに、機械学習ソフトを利用し、従業員がシフト中にソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を維持しているかを防犯カメラで監視する方針も明らかにした。

データによると、アマゾンは米・欧州で700超の流通施設を展開する。北米・欧州のホールフーズ店舗は508店舗。

米国内の倉庫では少なくとも19カ所で従業員の間で新型コロナ感染者が出ており、ニューヨークやデトロイトでは一部従業員がストライキを実施した。

競合の米ウォルマートも今週、労働環境の安全を巡る懸念に対処し、従業員の体温測定とマスク配布を実施する方針を発表した。

アマゾンはまた、新型コロナ流行に伴うネット注文急増に対応するために計画する10万人の雇用については、これまでに8万人超を採用したと明らかにした。

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