英ネットスーパー最大手のオカドグループ(Ocado Group)は3月19日、自社ウェブサイト「オカド・ドット・コム」での受注を一時的に停止した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って同社のネットスーパーには注文が殺到しており、商品の確保や配送の手配が間に合わないため。
オカドグループの倉庫型ネットスーパー事業部門、オカドリテールのメラニー・スミスCEO(最高経営責任者)がウェブサイトに掲載したコメントによると、今後4日間で17万世帯超に商品を配送する必要があり、処理能力の限界に達しているという。すでに注文済みの商品については予定通り利用者に届ける。オカド・ドット・コムでの受注再開は21日を予定している。
オカドでは、ウェブサイトと専用アプリを通じて商品の注文を受け付けているが、英メディアの報道によると、ここ数日間はアクセスの急増で一時的に注文ができなくなるなどの事態が発生していた。