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アマゾン、偽造品対策を強化 直ちに通報へ=関係筋

フランス北部ボーブのアマゾンロゴ
関係筋によると、米アマゾン・ドット・コムは偽造品対策を強化し、当局に提供する偽造品に関するデータを増やす方針だ。写真は同社のロゴ。フランス北部ボーブで2018年8月撮影(2020年 ロイター/Pascal Rossignol)

[13日 ロイター] – 関係筋によると、米アマゾン・ドット・コムは偽造品対策を強化し、当局に提供する偽造品に関するデータを増やす方針だ。

アマゾンを巡っては、アップルやナイキなどの有力ブランドから、同社のサイトで偽造品が販売されているとの批判が出ており、アマゾンでの販売を見合わせる動きも一部で出ている。

アマゾンはこれまで、警察による立件が可能な情報を入手したと判断した時点で当局に通報していたが、今後は偽造品の販売が確認された時点で米欧の連邦当局に販売業者の情報を提供する。法執行当局への通報の頻度と提供する情報を増やすという。

アマゾンがなぜこのタイミングで偽造品対策を強化するかは不明。

関係筋によると、アマゾンは、偽造品の販売を確認した時点で販売業者の名前、製品、連絡先に関する情報を当局に提供し、販売業者のアカウントを閉鎖する。

トランプ米大統領は昨年4月、米中貿易戦争が続く中、偽造品のオンライン販売の取り締まりを命じた。偽造品は中国などで製造されている。

ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、トランプ政権は昨年、偽造品の販売などに関与する「悪質な市場」リストにアマゾンの一部のサイトを追加することを検討した。