[上海 15日 ロイター] – 中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングが15日発表した第1・四半期(4━6月)決算は売上高と利益が市場予想を上回った。eコマース(電子商取引)やクラウド・コンピューティング事業が伸長した。
売上高は前年同期比42%増の1149億2000万元(163億ドル)。リフィニティブのアナリスト予想は1117億3000万元だった。
アリババの米上場株は取引序盤の取引で5%超上昇。その後は伸び悩んでいる。
クラウド・コンピューティング事業の売上高は66%増の77億9000万元。中核のeコマース事業は44%増の995億4000万元だった。
普通株主帰属の純利益は212億5000万元。
一時項目を除く利益は1米国預託株式(ADS)当たりで12.55元。リフィニティブのアナリスト予想は10.25元。
関係筋によると、アリババは香港市場への重複上場を計画している。ただアリババは香港市場への上場計画についてコメントしていない。