中国アリババ、海外事業に主眼 国内苦戦で

ロイター
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アリババのロゴ
12月17日、中国電子商取引(EC)大手のアリババ・グループは、投資家向けのイベントを行い、海外の電子商取引事業に主眼を置く方針を示した。写真はアリババのロゴ。北京で8月撮影(2021年 ロイター/Tingshu Wang)

[上海 17日 ロイター] – 中国電子商取引(EC)大手のアリババ・グループは17日、投資家向けのイベントを行い、海外の電子商取引事業に主眼を置く方針を示した。

アリババはこの1年、中国国内で苦戦を強いられ、新たな成長源を求めている。

次期最高財務責任者(CFO)に今月任命されて初めて公の場に姿を現した徐宏氏は、海外事業が「重要な成長の原動力の1つになる」と指摘。グループ傘下の物流会社「菜鳥(ツァイニャオ)」は、売上高の57%を海外で得ていると強調した。

これに先立ち、アリババは東南アジア向けサービス「ラザダ」の流通取引総額(GMV)目標を1000億ドルに設定したと表明。ラザダは2021年9月までの1年間で210億ドルのGMVを生み出したとされる。

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