2019/01/29

「あなたは何をもって覚えられたいのか?」(ピーター・F・ドラッカー)


 原文では、「What to be remembered for ?」とある。

 

 私なりに意訳してみると、「(君は)他の人と何が違うのか?」ということになる。

 

 こんな質問を投げかけられた場合、「私は私であり、私の道を行くから、興味ない」という方もいるだろう。

 それは、個人の考えだから、仕方のないことだ。

 

 しかし、企業の場合は、そうはいかない。

 とくに、どの業態(=フォーマット)内もが同質飽和化状態に陥っている小売業界にあって、今後、何をもって差別化を図っていくのかは、火急の課題である。

 

 ところが、そんなことを考えている小売企業は案外少ない。その結果、同質飽和の泥沼とレッドオーシャンから抜け出すことができないでいる。

 

 オーバーストア下にある流通業界の中で、何が大事かといえば、企業のアイデンティティである。

 それこそが、ドラッカー教授の言う「何をもって」ということになる。

 

 今、企業のトップは、「何をもって」をちゃんと決め、方針や理念として従業員にしっかり伝えることが求められている。それができなければ、やがては小売業界のどこかに埋もれてしまうことになるはずだ。(C)

 

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