食品スーパー大手のアークス(北海道)、バローホールディングス(岐阜県)、リテールパートナーズ(山口県)の3社が資本業務提携を締結した。
2018年12月26日の記者会見で、バローホールディングスの田代正美会長兼社長は次のように語った。
「われわれが経験し蓄積したノウハウについては、(資本業務提携したアークス、リテールパートナーズに)提供していく。ホームセンター、ペットショップ、スポーツクラブ、ドラッグストアをナショナルチェーンにしたい」
バローホールディングス傘下の中部薬品(岐阜県)が展開するドラッグストア「V・ドラッグ」の全国展開を明らかにした格好だ。
アークス、リテールパートナーズからはすでに「V・ドラッグ」店舗の出店依頼があるようだ。
今回の資本業務提携の名称は「新日本スーパーマーケット同盟」。3社の経営トップは独立系食品スーパー企業に対して同盟への参加を呼びかけている。
食品スーパー業界の再編がドラッグストア業界にも波及しそうだ。(K)