セブン‐イレブンと中国電力、オフサイトPPAでグリーン電力供給開始 年間約1万トンのCO₂削減見込む

セブン‐イレブン(東京都)と中国電力(広島県)は11月1日、水力発電および太陽光発電によるオフサイトコーポレートPPA(※1)契約を締結し、「追加性を有するグリーン電力(※2)」(以下「グリーン電力」)の供給を開始したと発表した。
水力発電によるオフサイトコーポレートPPAは、セブン‐イレブンおよび中国電力として初めての取り組みとなる。
今回の取り組みでは、中国エリアに設置するセブン‐イレブン専用の小水力発電設備(※3)や太陽光発電設備(※4)で発電した電力と環境価値を、中国電力がグリーン電力として同エリアの店舗へ供給する。広島県・山口県を中心に対象店舗を順次拡大する予定で、太陽光に水力を組み合わせることで昼夜・通年の安定供給を可能にするとしている。
小水力発電設備は、広島県庄原市の永金(えいかね)発電所(出力140kW)を全面改修し、セブン‐イレブン専用設備として2027年3月に発電開始する予定。
太陽光発電設備は、今後も中国エリアで順次開発を進め、合計発電出力を約2.1万kWとする計画だ。
セブン‐イレブンは、グループ全体のCO₂排出量削減目標にもとづき、省エネ設備の導入や店舗への太陽光パネル設置などを進めている。今回のPPAにより、年間約1万トンのCO₂排出削減が見込まれる。
セブン‐イレブンと中国電力グループは今後も、カーボンニュートラルに資する取り組みで連携し、脱炭素社会の実現に貢献していくとしている。
【セブン‐イレブンへの供給イメージ】

(※1)電力需要施設と離れた場所に設置した太陽光発電設備から、系統を経由して再エネ電気を特定需要家に長期供給する電力購入契約。
(※2)既存設備ではなく新設された再エネ電源など、再エネ導入量を拡大する効果を持つ電力。
(※3)イームル工業が所有し全面改修する小水力発電設備。
(※4)ENEOSリニューアブル・エナジーおよび足立本店が新たに開発する太陽光発電設備。






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