サンデー、中間決算は売上高微増で営業利益10.9%減

サンデー(青森県)が10月14日に発表した2026年2月期第2四半期決算(非連結2025年3月1日~8月31日)は、売上高が前年同期比0.8%増の248億4,700万円、営業利益が10.9%減の1億2,400万円、経常利益は23.9%増の1億9,300万円となった。
第1四半期(3~5月度)は、春先の天候不順の影響を受け、主力のガーデニング関連用品や農業資材、アウトドア用品が低調に推移。第2四半期の6月以降は気温が高い日が続いたことで、エアコンや扇風機など空調関連用品に加え、除草剤、殺虫剤などが伸長した。
また、節約志向に対応して価格訴求を強化した日用消耗品や加工食品、地域の関心事への対応として展開を強化した「防獣」、「防災」、「防犯」用品など、顧客ニーズに細かく対応した商品群についても好調に推移し、売上高が伸長。第2四半期(6~8月度)は売上高、営業利益とも前年を上回った。
店舗の展開では、7月にペット専門店「Zoomore(ズーモア)郡山大槻店」を出店。また、既存店については、8月にホームセンター業態の「釜石店」を全面活性化し、住関連商品に加えて生鮮食品を含む食料品を豊富に取り揃えた「ホームマート」への業態転換を図った。
ホームマート業態は、これまでは主に人口の少ないエリアを中心に展開する300坪型の小型店と位置づけていたが、今後はこれを進化させ、地域顧客の生活に必要な衣・食・住がワンストップで揃う新たな事業モデルと位置づけ、順次展開を拡大していく。
第2四半期累計期間は、売上総利益率が約0.3ポイント低下して31.5%となり、売上総利益は900万円減の78億2,700万円となったことに加え、販管費が600万円ほど増加して77億200万円になったことから、営業利益は1,500万円減少。経常利益は、支払利息が増加したが、受取賃貸料と受取保険金が増加して大きな伸びとなった。
2026年2月期の業績については、売上高で2.6%増の478億円、営業利益で3億円、経常利益で3億1,000万円を予想した。





注目急成長企業も多数ランクイン!日本の小売業1000社ランキング151~1000位を全公開
