オーケーが大阪・東住吉区、マルハチは難波に都市型店を出店へ【今週の大店立地法速報】
DCSオンライン編集部の調べによると、今週1週間(10月8日~10月14日)で新規に確認できた大規模小売店舗立地法(大店立地法)に基づく届出情報は9件だった。経済産業省は2024年3月末に大店立地法の届出状況の公表を終了。以降は各自治体が届出状況を公表している。今週はどのような新情報があったのか。DCSオンライン編集部が独自に収集したデータを確認していこう。

今週、新規に届出情報を確認できたのは9件。ドラッグストア企業はクスリのアオキ(石川県)の1件のみだった。2026年6月をメドに、群馬県伊勢崎市に「クスリのアオキ国定店」をオープンする。
そのほかは非食品小売が多く、九州ケーズデンキ(茨城県)が福岡県北九州市に、しまむら(埼玉県)が群馬県太田市に、宝飾品のハリー・ウィンストン・ジャパン(東京都)が大阪市中央区に、大創産業(広島県)とワークマン(東京都)が岩手県矢巾町にそれぞれ出店する。
食品スーパーからは2件で、オーケー(神奈川県)が大阪市東住吉区に、マルハチ(兵庫県)が大阪府浪速区に「(仮称)スーパーマルハチなんば店」を新規出店する。
オーケーは9月18日に「南武庫之荘店」(兵庫県尼崎市)、10月9日に「北伊丹店」(兵庫県伊丹市)と、関西エリアに矢継ぎ早に新規出店している。東住吉区の新店の出店地は、大阪メトロ「駒川中野」駅から徒歩15分ほどの住宅街。周辺の競合は「ジャパン」「サンディ」など小型スーパーが中心となりそうだ。
今週の注目は、マルハチの新店だ。マルハチは神戸市に本部を置き、大阪・兵庫に45店舗を展開する食品スーパー企業だ。2025年2月期の売上高は1118億円。今回明らかとなった新店の出店地は、JR「難波」駅からすぐの超都心部立地となる。新大阪駅近くの「新大阪店」など、これまでも人口集中エリアへの出店実績はあるものの、ここまでの都心部への出店は初とみられる。届出情報にある店舗面積は1924㎡(584坪)。年商20~30億円の繁盛店戦略を志向するマルハチの都市型店舗はどのような店になるのか目が離せない。










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