【米ウォルマート】 第1四半期は3.8%営業減益。米既存店の減収続く
米ウォルマート・ストアーズが発表した2015年1月期第1四半期(14年2~4月)の業績は、営業利益が前年同期比3.8%減の61億ドル、純利益が5.0%減の35億ドルといずれも減益となった。
主力の米国ウォルマート部門の既存店売上高が0.1%減と5四半期連続でマイナスとなり、同部門の営業利益が4.3%減の49億ドルとなったのが主な要因。同社のダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は「異例の寒波や悪天候が米国の売上げを押し下げると同時に、経費を予想以上に膨らませた」と説明している。
全部門トータルでの売上高は0.8%増の1141億ドルだった。為替レートの影響で国際部門の売上高が1.4%減の324億ドルとなったため、伸び悩んだ。為替レートの影響を除くと、全部門トータルの売上高は2.0%増だった。
第2四半期の米国ウォルマート部門および会員制倉庫店のサムズ・クラブ部門の既存店売上高は前年同期比で横ばいを見込んでいる。