SAPジャパンとABEJA、戦略的協業により企業のAI推進・競争力強化を強力に支援

 SAPジャパンとABEJAはAI領域における戦略的協業を発表した。両社は世界中の企業で求められているAI活用をさらに加速し、企業の競争力強化に向けた協業を進めていく。

 

 ABEJAは、2012年の創業時より、国内のAI関連を専門とする大学教員陣と連携し、ディープラーニングの研究開発を推進。提供するサービスで用いられるディープラーニングの技術は全て自社で開発。コア技術であるAIの継続的なインテグレーションに必要なパイプラインを包括的に提供するプラットフォーム「ABEJA Platform」を活用し、製造業界、小売・流通業界、インフラ業界などと協業を実施、各種ソリューションを様々な業界に提供し、100社以上でAIの本番運用を実現している。

 

 SAPジャパンは、IoT、機械学習、ブロックチェーン、アナリティクスなどの革新的テクノロジーを統合したデジタル・イノベーション・システム「SAP® Leonardo(レオナルド)」を提供し企業のイノベーションを支援。ABEJA は、SAPジャパンが2018年3月に発足した、イノベーション促進のためのオープンな異業種コミュニティ「Business Innovators Network」に参画している。

 

 今回の協業により、SAPのエンタープライズアプリケーション技術とABEJAのAI実装に必要な包括的なパイプラインのプラットフォーム技術を組み合わせることによって企業のAI活用の拡大を目指していく。具体的には、SAP® Leonardo Machine Learning FoundationとABEJA Platformを組み合わせた学習環境と実行環境の両方をワンストップで提供していく。企業は、SAPのエンタープライズアプリケーションのデータとそれ以外で発生する動画、画像、音声、位置情報などの様々なデータを組み合わせ、両社の技術を利用することで新しい価値を創造できるようになる。

 

 具体的な活用例としては、ERPに入っている設備関連データや稼働状況データと、ドローンの動画検査データ・音声情報・環境情報を組み合わせて分析することによる最適な設備の予防保全などがあげられる。また、倉庫内の在庫・入出庫の傾向・売上げ情報、倉庫内人員の位置情報、カメラからの情報などから、入出庫の無人化やロボットの活用が可能になるなど、これまでできなかった業務内容を実現することを目指している。