2018/03/20

リテールテックJAPAN パナソニックブース
POS接続型マルチ決済端末、電子棚札に注目集まる

 2018年3月6日(火)~9日(金)の日程で、東京ビッグサイト(東京・有明)で開催された「リテールテックJAPAN2018」には、デジタルトランスフォーメーション時代の流通を実現するデバイスやソリューションに注目が集まった。パナソニックブースでは、入り口前面にPOS接続型マルチ決済端末「JT-R600CRシリーズ」の店頭での設置例やそのソリューション紹介、電子棚札「G2シリーズ」の展示と事例を紹介。サービスの多様化や店舗作業の業務効率向上などへの積極的な対応をアピールしていた。

 

多様な決済方式にも対応した決済端末

 POS接続型マルチ決済端末「JT-R600CR」は、消費者の決済手段の多様化には不可欠な決済端末。これまでのように電子マネーやクレジットカードなど、それぞれのキャッシュレス決済に対応したリーダー/ライター(RW)をPOSレジの横に設置していたのでは、POSレジ周りが狭くなり店舗スタッフもチェックに不便なら、買い物客も買い物カゴを置きづらくて不快になりがち。POSレジ周りをスッキリさせておくことは重要である。

 

 キャッシュレスの決済の普及とともに、すべての方法に対応したRWを設置するには場所を確保しなければならないし、買い物客に決済方法を聞いていちいち端末を指し示し使い方を案内するという“余計な作業”も発生する。1台のRWで済むならば店舗スタッフにとっても買い物客にとってもラク。ショッピング・エクスペリエンス的にも好感度アップだ。

 

 ブースの担当者は、「インバウンドの台頭や若者のクレジットカードでの買い物機会が増えるなど、確実にキャッシュレス決済が進んでいる。しかも多様化も進んでおり、それらすべてに対応する必要がある」とPOS接続型マルチ決済端末のニーズが高まっていると話す。さらに、「割賦販売法の一部を改正する法律」により、クレジットカードのIC化が進むとともに、国際ブランドの非接触ICカードに対応する必要も出てきた。

 

 具体的には国際カード各社が参加するPCISSCで定められたセキュリティ基準への対応と国内法への準拠によるセキュリティ強化に加えて既存の磁気カード、ICカード、非接触ICカード、各種電子マネーへの対応を1台でこなす必要があるわけだ。

 

 「JT-R600CR」は、「買い物客のセルフ操作にも配慮した」というのも特徴。クレジットカードを自ら操作することに慣れていない国内の買い物客を考慮し、操作をサポートする誘導ランプなどの機能を充実させている。実際にブースに設置された「JT-R600CR」はコンパクトで、操作性も高そうだ。クレジット決済の際に、どのカードインタフェースを使用するかは買い物客自身で選択できる。これならば店舗スタッフの作業負荷も軽減されるし、買い物客が操作で悩むシーンも少ないように感じた。

 

 また、「JT-R600CR」はPINコード入力を一定金額以下の少額決済で不要とするPINレス決済機能を搭載しており、電子マネー・磁気クレジットに比べ、決済時間が大幅に増えてしまうという理由で二の足を踏んでいたコンビニやファストフード業界での導入が一気に加速した。

 

 様々な決済手段に対応し、高いセキュリティも実現した決済端末は、セブン-イレブン・ジャパンやローソンなどの有力チェーン店に、短期間で普及しており、店舗経営者ならば注目に値すると言えよう。

 

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