アークランドサカモト、12年2月期決算 増収大幅増益小商圏小型店出店へ

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 アークランドサカモト(新潟県/坂本勝司社長)の12年2月期決算は売上高953億3000万円(対前期比7.3%増)、営業利益84億800万円(同36.3%増)で増収大幅増益となった。

 同社のHC事業は好調に推移し既存店売上高は同4.8%増となった。とくに同社の宮城県内2店舗の既存店売上高は同52.7%増で、2店舗で既存店売上高を4.5%押し上げた格好だ。

 同社は07年より構造改革に取り組み、経費見直し、過剰在庫見直し、作業改善を進めることで筋肉質で高収益な体制をつくり上げた。売上総利益率はこの5年で約4ポイント改善し、当期の売上高経常利益率は07年2月期と比較し5ポイントも改善した9.4%をたたき出している。

 構造改革が一定の成果を上げたことにより、同社は拡大路線へとかじを切っている。売場面積3000坪クラスの新店を年間3店舗ずつオープンしていくとともに、小商圏の小型店や専門店の単独出店も進めていく。小型店は商圏人口5万人を対象とする売場面積1500坪の店で、すでに新潟県妙高市への出店が決まっている。

 同社は13年2月期、売上高1000億円(同4.9%増)、営業利益80億円(同4.9%減)を見込んでいる。

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