【ニトリ】12年2月期決算増収増益 デコホーム出店再開
ニトリホールディングス（東京都／似鳥昭雄社長）の2012年２月期決算は売上高3310億1600万円（対前期比5.3％増）、営業利益は579億5100万円（同10％増）、経常利益は591億5100万円（同10.4％増）で、増収増益となった。
東日本大震災の影響で一時的に売上が落ち込んだ時期もあったが、その後の復興需要などが奏功して、25期連続の増収増益を達成した。既存店売上高は同4.1％減と苦戦（前期は同1.5％減）したものの、好調な新店売上が寄与して、増収増益となった。
12年２月期の新規出店は31店舗、閉店は７店舗で24店舗の純増となった。期末店舗数は268店舗（うち海外10店舗）。ニトリはこの２年で西日本エリアに35店舗出店するなど西への出店に力を入れている。引き続き出店余地があることから、同エリアへの出店をさらに強化していく考えだ。
また、同社はホームファッションに特化したバラエティストアのデコホーム業態の出店を再開。今年２月には４店舗目となるモリシア津田沼店をオープンさせた。今後出店を加速していく。ある程度の店舗数がないと商品開発が進まないため、出店しながら、商品開発を進めながら業態確立をめざしていく考えだ。
13年２月期は、売上高3600億円（対前期比８.８％増）、営業利益632億円（同9.1％増）の増収増益を見込んでおり、店舗数も300店舗達成をめざしている。
